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多田 健一; 近藤 諒一; 遠藤 知弘*; 山本 章夫*
Journal of Nuclear Science and Technology, 60(6), p.624 - 631, 2023/06
被引用回数:2 パーセンタイル:50.96(Nuclear Science & Technology)感度解析や不確かさ評価は評価済み核データの改良にとって重要な役割を担っている。現在の計算機性能の向上によって、連続エネルギーモンテカルロ計算コードを用いた感度解析や不確かさが可能となってきている。そこで本研究では、FRENDYのモジュールを用いて、連続エネルギーモンテカルロ計算コードで用いられるACEファイルの摂動ツールを開発した。本摂動ツールを用いて微視的断面積,核分裂当たりの中性子数,核分裂スペクトルを摂動させることができる。また、ユーザーが共分散データを用意すれば、ランダムサンプリング法を用いた不確かさ解析を行うこともできる。本摂動ツールの検証のため、実効増倍率の不確かさを感度解析コードSCALE/TSUNAMI及びMCNP/KSENと比較した。その結果、本摂動ツールを用いたランダムサンプリング法で得られた不確かさは、SCALE/TSUNAMIやMCNP/KSENとよく一致することを確認した。
Stankovskiy, A.*; 岩元 大樹; elik, Y.*; Van den Eynde, G.*
Annals of Nuclear Energy, 120, p.207 - 218, 2018/10
被引用回数:8 パーセンタイル:62.29(Nuclear Science & Technology)高エネルギー核データの不確かさ伝播による加速器駆動システムMYRRHAの安全に関する核特性パラメータの影響を調査した。既存の高エネルギー核データライブラリ及び高エネルギー核反応モデルを用いて断面積データの共分散マトリックスを作成し、これを用いて、全炉心出力及び鉛ビスマスに蓄積される放射能の高エネルギー核データに起因する不確かさをランダムサンプリング法に基づいて評価した。本評価手法は、粒子輸送計算を直接行う必要がなく、最良推定値に対するサンプル平均の収束性を調査することが可能である。本手法により、全炉心出力に対する信頼性のある不確かさを得るには300程度のランダムサンプル数が必要であることを示し、その不確かさは14%と評価した。さらに、陽子・中性子照射により蓄積される放射能濃度の不確かさの評価値は、5%から60%に及ぶことがわかった。トリチウム等のいくつかの核種に対しては、信頼性のある不確かさを得るのに数千のランダムサンプル数が必要であることが明らかになった。
藤田 達也
no journal, ,
既往研究では多群核反応断面積の摂動に対する間接効果の取扱が感度係数ひいては無限増倍率の不確かさ評価結果に影響を与えることが報告されており、ランダムサンプリング法において当該間接効果を考慮する方法も検討されている。本研究では、今後ランダムサンプリング法に基づく不確かさ評価で間接効果を考慮していくことに先立ち、PWR 1717 UO及びMOX燃料集合体を対象に代表的な核種・核反応に対する間接効果の影響を確認した。UO燃料集合体では間接効果の影響は小さいものであり、既往研究の直接効果のみを考慮した方法でも十分に不確かさを評価可能である。MOX燃料集合体についてはランダムサンプリング法により間接効果の影響を今後精査する必要がある。
丸山 修平; 山本 章夫*; 遠藤 知弘*
no journal, ,
本研究では最大エントロピー法を導入することにより、平均散乱角余弦の共分散から、散乱角度分布に起因する核特性/遮蔽特性の不確かさを、連続エネルギーモンテカルロ計算を用いたランダムサンプリング法で評価する手法を新たに開発した。